不妊という問題を抱えながら生きること
自分の中に、たくさんの仮面を持つ気楽さ。
植木理恵さんの著書「シロクマのことだけは考えるな」には、ストレスや不安感を湧かさせない方法として「自分の中に複数の仮面を用意しておくこと」と紹介されています。
この「仮面」とは、キャラクターのようなものだそうです。
子どもを授かることは、
私の人生の中にあたりまえにあると思っていました。
しかし、中々授からない。
不妊症だったという予想外のトラブルに遭遇しているので、メンタルはストレスフルです。
そこで、ストレスを軽減するために「子どもを授かることが人生のすべて」という仮面以外にも、異なる仮面をたくさん用意するようになりました。
・不妊治療をしている私
・仕事でライターをする私
・お菓子作りが好きな私
・美容院が癒しの私
・セルフネイルにはまる私
・お肉オタク・・・
そんなふうに、たくさんのキャラクターを柔軟に付け替えることができれば、自分を追いつめるような場面も減っていくのかなと思います。
特に判定日の後には、
美容院に予約を入れたり、
ネイルをしたり、
おいしいお肉を買って帰ったりと
必ず予定を入れるようにして気持ちを別のキャラクターにしています。
不妊症は神様のいたずらのようなもの。
子どもを授かる、授からないは運命次第。
しかもその解決策も見つからない。
学校の勉強や仕事みたいに、努力次第で結果がでたら、どんなにいいだろうと思います。
受け入れがたい人生だけど、
これは自分の人生。
自分をご機嫌に保つ仮面をたくさん用意して、生き抜いていこうと思います。
※あくまでも私が実践している体験記になります。
必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど適切なご対応をお願いいたします。